お客さまからの、機械の調子がどうもおかしいので見に来て欲しいというご依頼。
半分ぐらいは、故障というよりもお手入れが行き届かなかった結果という感じです。
逆に、まだお客さまが気づいていない別な問題をすでに抱えているコトもあります。
不具合が出るたびに業者を呼ぶというコトはそれが使えなくなっている期間があるというコトになります。また、その都度費用がかかってしまいます。
いつご依頼が発生するのかわからないためにすぐに対応することがむずかしくなります。突発的なご依頼の内、不具合発生を減らすことで空いた時間を作ることができます。
いつかは壊れてしまうモノでも、できれば未然に防ぎたい。大事に使えばその分長持ちしますから質の良いモノを長く使っていただいて、充分に役目を終えた時期になれば故障する前に取替える。私たちが目指すのはこのようにいつでも安心して使える状態を維持するコトです。そのためには日頃からお手入れしておくことが一番確実なのに取扱説明書に書いてあるお手入れの内容は、頻繁すぎたり部分によって時期が違ってわかりにくかったりします。
それは、近頃一般的になってきた期間の長い保証制度です。これは、わかりやすく言うと製品にかける保険のようなモノ。
延長保証制度や長期保証制度など、名称も様々ですが、その内容にもいろいろな種類があり、実はとても複雑になっています。
私たちは電気製品の販売店として、これまでにもたくさんの保証制度を扱ってきました。
そして、一回の修理で数万円、ときには10万円を超える場合もあり、それらがお客さまの負担にならずに済んだ時には、『延長保証に入ってもらっていたので、よかったぁ』とほっとします
延長保証などを引き受ける会社は、販売店でもなく、メーカーでもなく、保証会社というところで、この部分はとても厳しいのです。
なんだか様子がおかしいと思いながら、忙しい毎日で連絡もできずに、保証期間が切れてしまった。
このような場合でも、保証は認められないことになってしまいます。
また、製品の不具合によっては発火に到るなど、非常に危険な場合もあります。
このような場合、メーカーは新聞やテレビのCMを使ってお知らせし、保証期間に関係なく対応することもありますが、どこでその製品が使われているかを正確に知っている、またそれを確実にお知らせできるのは販売店です。
知らない間に保証期間が切れてしまったり、製品の不具合による事故があったり。